2011年9月21日・22日 岩手ボランティア報告
3人で大船渡の絆美容室様にお伺いしました。
参加者は、群馬県伊勢崎市でサロンを経営されている、Eternalの後閑 紀子先生、モンテセラピー協会会長 黒岩 環、株式会社リード代表 浜田 俊弘です。
JR大宮駅からJR水沢江刺まで新幹線で行き、水沢江刺駅からはNPO法人FEEL代表の齋藤様の車で、約二時間移動し大船渡に到着。
一日目は、14時から18時の間に二人で5名のお客様にヘッドスパコースとして座位でのヘッドマッサージ、肩、首、肩甲骨周り、ハンドマッサージを一人45分間、シャンプー台のベッドを利用してフェイシャルマッサージを45分間行いました。
二日目は11時〜15時迄で9名のお客様が見えられ皆様、「気持ちいい」「疲れが取れる」「肌が綺麗になった」「顔が小さくなった」と、大変喜んで下さいました。
絆美容室は、震災でサロンを流されたり、職を失った美容師さん達に働ける場所を提供し、美容師さん達が自らのお店を持てるように自立支援していく為のボランティア団体です。震災から半年を過ぎた今、被災地では失業保険の需給期間も過ぎ仕事、収入源が得られない事が一番の問題になっているようです。
経済的に自立できない限り、本当の意味で復興がない事、自分自身で食べていける、生活していける目処がないと不安から解消されない事。そのような被災者の方達の現実がある中、美しくなる事から元気を取り戻し復興をサポートしようと、自らが美容師なので美容師が仕事をする支援なら出来るはずと立ち上がったのが、同じ岩手県内内陸部で美容室を営む方達でした。そこに青山のカリスマ美容師を始め、全国の美容師さんが技術や物資、資金といった様々な支援をしています。
絆美容室の目的は職業支援ですから、美容室にいらっしゃるお客様には、料金をきちんと頂いています。
齋藤さんから、初めは元気がなかったお客様が髪型を変えカラーをし、パーマをかけて美しくなる事で、生き生きと元気になるのが実感できると伺いました。テレビ取材が入った時、うつむいて顔を隠していたお客様が髪を綺麗にした瞬間、生き生きとインタビューに答えているのを見て、美しくなることは、元気になる事だと実感されたようです。
私達モンテセラピー協会は、そういったFEEL様の思いや、被災者ながらも自立の為に頑張っている美容師さん、サロンを訪れて元気を回復されていくお客様のお役に少しでも立てればと思い、美容室のお客様へのサービスとしてエステティックを行いました。
エステやヘッドスパが初めてのお客様、震災以来久しぶりにエステを受けるお客様、皆様にとっても喜んで頂きました。
被災者の皆様が、前を見て早く立ち直ろうとしている気持ちもひしひしと伝わり私達も より元気を出そうと皆様に教えてもらった気がします。
街にはまだ、津波の爪跡が色濃く残っています。しかし瓦礫を整理し、道を繋げ目の前を一つ一つ片付け、整備し前に進む姿もその場所に確実にありました。
そんな皆様の為に微力ながらお役に立てればと思い、11月に大船渡と釜石の絆美容室にお邪魔しエステをさせて頂く予定です。
今回もヘッドスパコース45分とフェイシャルマッサージ45分の二つのメニューを、カット、パーマなどにいらっしゃるお客様へのサービスとして提供しようと思っています。 そこで、一緒にボランティアを行って頂だける方を募集いたします。
1回の定員は3〜4人ですが、ご賛同してご参加いただける方は、担当代理店様または弊社まで御連絡下さい。 宜しくお願い申し上げます。
