2011年11月22日 岩手ボランティア報告
【前回2011年9月21日・22日の活動報告はこちらをご覧ください。】
11月22日にモンテセラピー協会による、第2回目の東日本復興支援ボランティアに行かせて頂きました。
今回は7名の参加者で、大船渡・釜石の二手に分かれヘッドコース45分・フェイスコース45分の2コースをお客様や絆美容室のサロンスタッフ様に行いました。
【参加者】群馬県伊勢崎市 Eternal 代表 後閑 紀子先生、群馬県みどり市 makomi 代表 田中 都志子先生、モンテセラピー協会会長 黒岩 環、株式会社リード代表 浜田 俊弘
株式会社リードスタッフ 齋藤・佐藤・野本
エステティックは初めて受けるという方が多く、「気持ち良い」「癒される」と喜んで頂き、緊張していた表情が明るくなり和らぐのを見て、逆に私達の方が癒される思いでした。
9月に伺った時よりも生活のリズムは取り戻しつつあるとの事で、9月には震災の体験を口にされる方が少なかったのですが、今回はご自分から口を開いてお話して下さいました。
ただ、時間が経って少し周りが落ち着いたからこそ考える事や思い出す事、不安も沢山あるようで、
仕事がない、将来設計をどうして行くのか指針が見えない・・・等の不安があるようです。
そんな不安の中だからこそ『遠くからわざわざ震災の事を忘れずにボランティアに来てくれた事や、ヘッドマッサージをしてもらって毎日頑張っている自分にご褒美が貰えたようで嬉しかった』と仰っていたのが印象的でした。今後も、またお伺いしたいと思っています。
次回は春頃に予定をしています。
<同行スタッフの感想>
今回初めて岩手へ伺いました。
以前よりも大分片付いたというお話でしたが、海岸沿いにはまだ瓦礫が残りボロボロになったビルや家屋、ビルの上に乗り上げたままの船などを
目にすることができました。
初めてのボランティアなので、自分自身が緊張していて「どんなお客様が来るか？」「何をお話しよう？」などを考えていましたが、お客様に入ると
少しでもゆっくりと楽になって欲しいという思いしかなくなりました。
首や肩は全員の方がパンパンで中には睡眠がきちんと取れていない方もおり、身体の疲れがたまっている状態でした。
最初は口数の少ないお客様も手を通してお互いが通じ合えるようになってくると、お客様の方から当時のお話をして下さいました。
まだまだ水道の状態が悪く、思うように水やお湯が使えないときもあり、不便な事も多いようです。
今回スタッフの方にも施術ができ、震災後に自分のお手入れが出来ていなかったので大変喜んで頂き笑顔が見れました。
見えない部分で被害は残り、復興も始まったばかりだと思いますが少しずつでも確実に街も人も元の状態に戻ろうとしているという事を今回感じました。
